ゲーミフィケーション#1|リーダーボードを正しく使うコツ
組織の中で自分の立ち位置がどこなのか、人と比べて自分がどうなのかということは社会的動物である人間にはとても重要なことです。そして、その立ち位置を上っていくことに非常に大きな快感を覚えるのが人間です。
ゲーミフィケーションの世界では、人のこの性質を上手に使い、参加者のモチベーションを高める手段として鉄板と言われているツールがあります。
それが、リーダーボード(Leaderboard)です。
一言で言えば”番付表”のことです。
参加者の一覧が、何かしらのスコア(点数)とともに1位から順番に並んで発表され、いつでも誰でも見れるようにしておく。すると参加者は、そのボードのトップに躍り出ることを目標に様々な行動を起こしていきます。これがリーダーボードと呼ばれるもので、最近のソーシャルゲームアプリには必ずと言っていいほど導入されています。
また、ゲームの世界だけではなく、このツールは様々なところで使われています。
(例)自習室を利用した回数ランキング
それほど使いやすく、強力なツールであると言えますね。
しかし、このツールは上手に使うために忘れてはいけないコツがあります。
それは、フィードバック(Feedback)を素早く行うことです。
何かしらの行動を起こした際、自分の順位がどう上がったか実感することは大きなモチベーションになります。一方で、せっかく頑張ったのにいつまでもそれが反映されないのではやる気が下がってしまいますよね。そのため、リーダーボードに結果を反映させるのは早ければ早いほど効果が高いと言えます。
つまり、このリーダーボードを導入する際は、
・ただ作成するだけではなく、どう結果を反映させるのか
・どうすれば早く反映できのか
そういったことも一緒に考えて作成する必要があるということです。
何かしらの形で利用する際は、そのことを念頭に置きましょう!