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非認知能力の育て方|学力より大切な“生き抜く力”を家庭で育む方法

非認知能力の育て方|学力より大切な“生き抜く力”を家庭で育む方法

非認知能力の育て方|学力より大切な“生き抜く力”を家庭で育む方法

「うちの子、もう少し自信を持ってほしい」「やる気や集中力が続かない」——
そんな悩みを持つ保護者の方に注目されているのが非認知能力です。
この記事では、非認知能力とは何か、家庭でどのように育てられるのか、
そして実体験を通してその力を最大限に伸ばす方法を解説します。

非認知能力とは?

非認知能力とは、テストで測れない“生きる力”のことです。
自制心・共感力・挑戦力・協調性・粘り強さなど、人としての内面を支えるスキルを指します。

学力(認知能力)=知識を使う力
非認知能力=その知識をどう活かすかを決める力

この非認知能力こそが、社会での成功や幸福感を支える基礎になると、多くの研究で明らかになっています。

家庭でできる!非認知能力を育てる4つの方法

① 子どもの「失敗」を受け止める

失敗は成長のチャンス。
「なんでできなかったの?」ではなく、「どうすれば次はうまくいくかな?」と問いかけましょう。
考える習慣が、粘り強さと自己肯定感を育てます。

② 「決める経験」を増やす

服を選ぶ・食事のメニューを決めるなど、日常の小さな場面で“自分で決める”経験を積むことが大切です。
選択と結果を自分で受け止める力が、責任感と判断力につながります。

③ 「ありがとう」と言葉で伝える文化をつくる

感謝の言葉は、共感力と自己肯定感を育てます。
親が率先して「ありがとう」を口にすることで、家庭全体の雰囲気が前向きになります。

④ 「体験」を通じて学びを深める

机の上での学習だけでなく、自分の頭と体を使って学ぶ経験が、非認知能力の成長に直結します。
とくにビジネス体験は、子どもが“現実の中で考え、行動し、他者と協力する”ことを自然に身につける最高の学びです。

体験で育つ非認知能力:ビジネスキャンプとスマイルゲーム

ティーンエイジャービジネス協会では、子どもたちが実際に経済や社会の仕組みを体験できるプログラムを通じて、非認知能力を育む教育を行っています。

① ビジネスキャンプ — 社会で通用する「考える力」「協働力」を育てる

  • 小学生〜中学生がチームで商品を企画・販売し、疑似通貨を使って経営を体験
  • 「自分で考える」「他者と協力する」「結果を振り返る」経験を通して非認知能力が向上
  • 終了後には「行動力」「リーダーシップ」「責任感」の変化が見られる参加者が多数




② スマイルゲーム — 遊びながら「考える力」「思いやり」を育てる教育ゲーム

スマイルゲームは、子どもたちが遊びを通して経済や社会の流れを理解し、協力・判断・感謝を学ぶ体験型教育ゲームです。

  • 「お金」「サービス」「税」「貢献」などの社会構造をゲームで体験
  • “笑顔(スマイル)”が通貨として使われるユニークなルールで、思いやりとコミュニケーション力を育てる
  • ビジネスキャンプ前の導入教育としても最適




まとめ:体験が「生き抜く力」を育てる

非認知能力は、教え込むのではなく“体験の中で自然に育つ力”です。
子どもが自ら考え、協力し、挑戦できる環境をつくることで、将来どんな時代でも生き抜ける力が身につきます。
家庭での関わりと実体験の両輪で、子どもの可能性を広げていきましょう。








監修: 一般社団法人ティーンエイジャービジネス協会
代表理事: 山田翔吾
出典: OECD「Skills for Social Progress」/文部科学省「生きる力」/経済産業省「未来の教室」プロジェクト